療護センター
療護センターとは、自動車事故対策機構が設立・運営しており、社会復帰の可能性を追求しながら適切な治療と看護を行うという重度後遺障害者専門の施設です。全国4カ所、中部では岐阜県にセンターがあります。
療護センターとは?
「自動車事故対策機構(NASVA)」は、昭和48年に制定された自動車事故対策センター法に基づき設立されたもので、自動車事故の発生の防止と事故による被害者の保護促進を目的として各種業務を行っています。
この自動車事故対策機構では、自動車事故による脳損傷によって重度の後遺障害が残り、治療と常時の介護を必要とする方のうち、一定の用件に該当する方に入院していただき、社会復帰の可能性を追求しながら適切な治療と看護を行う重度後遺障害者専門の「療護センター」を設置し、運営しています。
療護センターは、最新の医療機器などを備えるとともに、患者のわずかな意識の回復の兆しをもとらえることができるよう、1フロア病棟システムを取り入れて集中的に観察ができるようにするとともに、患者の日常生活行動や、動作訓練がスムーズに行われるよう訓練場を広く確保するなど細やかな配慮のもとに運営しています。また看護体制は、同じ看護婦が一人の患者を継続して受け持つプライマリー・ナーシング方式を導入するなど完全な看護を行っています。
現在4カ所の療護センターがあります。
中部療護センターについて
ここでは中部療護センターの入院要件などについて紹介します。
施設概要
| 所在地 | 505-0034 岐阜県美濃加茂市古井町下古井630 |
| 面積 | 8080平方メートル |
| 設置 | 自動車事故対策センター |
| 運営 | 特定医療法人厚生会 総合病院木沢記念病院 |
| 病床 | 完全看護 治療型 50床 |
| 診療科目 | 脳神経外科 |
| 建物 | 延べ床面積6678平方メートル 鉄筋コンクリート造り 地上3階建て |
| 開設 | 平成13年7月 |
| 実績 |
入院者数 65人 退院者数 23人(うち脱却による退院10人) 現在の入院者数 42人 (平成16年3月末現在) |
入院案内
- 入院患者の要件
- 自力移動が不可能である
- 自力摂取が不可能である
- 糞尿失禁状態にある
- 眼球はかろうじて物を追うこともあるが、認識できない
- 声を出しても意味のある発言は全く不可能である
- 目を開け、手を握れというような簡単な命令にはかろうじて応ずることもあるが、 それ以上の意志の疎通は不可能である
- 入院申込に必要な書類
- 入院申込書(申込者が記入・押印したもの。所定用紙)
- 戸籍謄本および世帯全員の住民票
- 重度意識障害者診断書および現症調査書(医師が診断・証明したもの。所定用紙)
- 自動車事故証明書(自動車安全運転センターの発行したもの)
- 所得証明書(入院希望者および入院希望者と生計と共にするものの所得金額を証するもの)
- 費用支払い証明書(治療、介護等に関する費用の支払い状況を証するもの)
- 入院費用
- 医療費は、保険医療機関の指定を受けていますから、医療保険適用です
- オムツ等の保険外費用は、患者負担分として実費がかかります
- 看護体制
- 入院期間
- その他
自動車事故により脳に損傷を受け、次の1~6のすべてに該当する重度の精神神経障害が継続する状態にあるもののうち、治療効果の期待できるものを優先する。
*「治療効果の期待できる者」とは、概ね受傷後5年以内、比較的若い者等24時間の看護体制ですので、付き添いは不要です。
入院期間は、患者の状態により担当医が入院時に定めますが、最長でも5年以内です。
入院中は、介護料の支給は受けられません。
