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日本成年後見法学会シンポジウムより①

2006年2月4日、日本成年後見法学会によるシンポジウム「高次脳機能障害者の成年後見制度の活用」が開催されました。発表者の方たちの資料を一部ご紹介します。

[発表者]

東京慈恵医大リハビリテーション医師橋本圭司氏

【高次脳機能障害の特性と医学的リハビリテーション】

(1)特性

・記憶障害:過去に獲得された情報(経験)の利用が出来ない状態。(記憶の成り立ちには登録、保持、再生がある)              

・注意障害:ぼんやりしていて、何かをするとミスばかりをする。二つのことを同時にようとすると混乱する。

・遂行機能障害:自分で計画を立ててい物事を実行することが出来ない。人に指示してもらわないと何も出来ない、行き当たりばったりの行動をする。

(2)問題点

・受傷原因の多くが交通事故である

・若年者が多い

・受傷後長期のライフステージが残されている一方で、凍死者、家族へのサポートシステムが無い

・就労支援のシステムが確立されていない

・脳外傷者への支援体制の地域格差が大きい

・高次脳機能障害者支援モデル事業後も、通常の障害者サービス、介護保健サービスのみでは、脳外傷者 の抱えた問題への対応は困難である

※独自の支援システムの構築が必要である

 ・介護者亡き後の受け皿

 ・就労支援

 ・利用可能なリハ資源

(3)脳外傷リハビリテーションへの提言

・脳外傷のリハビリテーションは、身体及び認知障害を正しく認識し、人の機能や能力の再構成に役立つ技術の学習を援助する。

・この複雑な要求に対するには、特別な治療環境とシステムの構築が必要である。

・そのシステムは、包括的で、統合されていて、異なる要素がそれぞれの独自性を維持しながら、共通の目的に向かっているものでなくてはならない。

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