オフラインでのインストール
概要
このページではインターネット接続がない環境で、あるいは ez_setup や easy_install を無効にするファイアーウォールやプロキシの背後の環境で、TurboGearsをインストールする方法について述べます。
導入
もしあなたがインターネットアクセスを制限された状態でTurboGearsをインストールしようとしたならば、ふつうのインストールの説明では意味がありません。 easy_install は広い公園の中で自由に歩くことなのです!しかしもしあなたがTurboGearsをうまくインストールできないようなファイアーウォールやプロキシの背後にいるならば、他の道が必要です。あるいはもしかしたらあなたはインストールに必要なファイルをいったんダウンロードして、それらを使って(LANやUSBストレージなどにコピーして)いくつかの異なるマシンにTurboGearsをインストールしたいだけなのかもしれません。ここではそういったことが十分できるくらいの説明をしようと思います。
以下のステップに従うだけで、あなたはTurboGearsのすばらしさをすぐに楽しむことができるでしょう。
前提となること
- 明白なことですが一度TurboGearsのファイルをダウンロードするためにあなたは 何らかの インターネット接続をする必要があります。しかしダウンロードさえ終わればインターネットに接続することなくインストールを進めることができます。
- ここではあなたがすでにPythonをインストールしているという前提です。もしまだインストールしていないのであれば、あなたのプラットフォームに合ったインストールの説明を参照してください( Unix-like systems, Windows, Max OS X )。
- ここで説明することがらはプラットフォームに依存しないやり方です。すなわちあなたが自分のプラットフォームのセットアップについてどのようにすればよいのかを知っているという前提です。
このことを念頭において、さぁ、ショーの始まりです!
ステップ0: NTLM認証
多くの会社ではインターネットへのアクセスを制限するためにMicrosoftプロキシサーバを利用しています。これはウェブにアクセスする前にNTLMというプロプライエタリなプロトコルを使って強制的にユーザの認証を行っています。このような状況にある場合、以下のようなショートカットを使うことができます。そうでない場合はこのセクションは読み飛ばしてください。
setuptoolsインストールドキュメント で推奨されている解決法は、NTLM認証をハンドルするために NTLM Authorization Proxy Server (APS)を利用することです。ここからはそれを使う方法を説明します:
APSを ダウンロード ・解凍したら server.cfg を修正します:
- [GENERAL]? セクションでは、 PARENT_PROXY と PARENT_PROXY_PORT を Internet Explorer → ツール → インターネット オプション → 接続 → LANの設定 → プロキシサーバー に合うように設定します。 LISTEN_PORT は5865にしておきます。
- [NTLM_AUTH]? セクションでは、 NT_DOMAIN をあなたのドメイン、 USER をあなたのログインIDに設定し、 PASSWORD の欄は空白にしておきます。これは次のステップで入力します(当然ですが、テキストファイルにパスワードを保存するなんてことはしないでくださいね!)。
次にコマンドプロンプトを立ち上げ、あなたがAPSを解凍したフォルダに移動してください。そして runserver.bat を実行します。そうするとパスワードを尋ねられるので入力します。
そこでもう一つコマンドプロンプトを立ち上げ、Pythonを今立ち上げたAPSサーバを介してリダイレクトするようにします。これは以下のようにします:
set HTTP_PROXY=http://127.0.0.1:5865
これで今2番目に立ち上げたコマンドプロンプトからインストールを行うことができるようになります。
TurboGears?をインストールし終えたら、APSを立ち上げたコマンドプロンプトを閉じてください。
これでOKです! :-)
ステップ1: setuptools
ここを読んでいるということは、あなたはラッキーなことに、NTLM認証を使ったMicrosoftのプロキシサーバの背後にいるわけではないということです。それでは続けていきましょう。
TurboGears?は easy_install コマンドを使ってインストールされます。これは setuptools パッケージの一部です。あなたがすでにsetuptoolsを持っているならばこのセクションはスキップしてください。そうでないならばこのまま続けていきます。
通常、setuptoolsを最初にインストールするには ez_setup.py ファイルをダウンロードして実行します。このスクリプトはインターネットに行ってsetuptoolsパッケージをダウンロードし、インストールしてくれます。しかし ez_setup.py がインターネットに接続できない場合は、 setuptoolsを通常のPythonパッケージとしてダウンロードし 、以下のようにしてインストールします:
python setup.py install
パッケージは setuptools Cheese Shop page に行ってZIPファイルをダウンロードします。
setuptoolsはTurboGearsをインストールするための一番大きな障壁だと考えられています。なぜなら多くの人は ez_setup.py を使うことだけしか知らないからです。もちろんこれが推奨されていて、インストールのためのベストな方法であることは理解できますが、これは一つの方法に過ぎないのです。感謝!
ステップ2: TurboGears?をダウンロードする
現在はsetuptoolsがインストールされた状態にあると思いますので、今度はTurboGearsをゲットする必要があります。
TurboGears?はいくつかのパッケージに依存していますので、たくさんの依存関係があります。これはTurboGearsの強みですが、今のこの状態ではちょっと面倒くさいことになります。
ステップ2a: easy_installを使う
もしインターネットアクセスに制限がないならば、TurboGearsに必要なすべてをダウンロードするためのすばやくて簡単な方法があります。setuptoolsがインストールされているならば、何でもいいのでディレクトリを作って、そのディレクトリの中で以下のようにします:
easy_install -zmaxd . -f http://www.turbogears.org/download/index.html TurboGears
これによってインターネットに接続し、TurboGearsとTurboGearsが依存するすべてのものをカレントディレクトリにダウンロードしてくれます。インストールはされません。
注意: -a オプションは開発バージョンのものをダウンロードするのを防ぎます。いくつかの状況ではこうすることが必要です。もし Could not find suitable distribution や (--always-copy skips system and development eggs) といったエラーを受け取って失敗してしまったら、このやり方は使うことはできませんので、それぞれのファイルを手動でダウンロードする必要があります。次のセクションにスキップしてください。
-zmaxd というオプションについてもっと詳細な説明がほしいのならば以下のようにしてください:
easy_install --help
あるいは setuptoolsコマンドラインオプションドキュメント を参照してください。
ステップ2b: ファイルを手動でダウンロードする
もしあなたが制限されたインターネットアクセスしかできず、上記のやり方が使えないとき(あるいは他の何らかの理由でうまくいかないとき)は、 TurboGears?ダウンロードページ から手動でファイルをダウンロードすることができます。ここには多くのファイルがありますので、どれをダウンロードする必要があるのかを知るために少しばかりの説明をしておきましょう。
おっと、まずはプラットフォーム、PythonのバージョンとEggsについて注意しましょう:
プラットフォーム、Pythonのバージョン、そしてEggsについて
たぶんあなたはそれぞれのパッケージについて一つのeggファイルをダウンロードしたいのだと思います。いくつかのパッケージはプラットフォームに非依存であり、WindowsでもMacでもUNIXライクなシステムでも特定のバージョンを動かすことができます。しかし他のいくつかのパッケージは異なるプラットフォームのためにコンパイルされているかもしれません。このようなケースでは、WindowsやMac OS Xなどそれぞれのためにプレコンパイルされたものが提供されます。ですのでファイルを選ぶときは、ダウンロードするファイルに以下のような名前がついているか確認してみてください:
- win32 - Windows用
- macosx - Mac OS X用
- tar.gz - UNIXライクなしステム用のソースファイル
たとえば:
- Cheetah-1.0-py2.4-macosx-10.4-ppc.egg はMac OS X用です
- Cheetah-1.0-py2.4-win32.egg はWindows用です
- Cheetah-1.0.tar.gz はUNIXライクなシステム用です
またあなたのPythonのバージョンに合ったパッケージを選ぶ必要があります。すなわち:
- py2.4 はPython 2.4用です
- py2.3 はPython 2.3用です
最後に、eggファイルは一般にzipあるいはtar.gz圧縮されたファイルであることも知っておいてください。
ファイルをダウンロードする
オッケー、ここまできたら、何が必要か見てみることにしましょう。あなたはダウンロードページにあるそれぞれのパッケージの、 最新バージョン が必要です。ただし 以下のものは除きます:
ステップ3: データベースドライバ
もうほとんど完成ですよ! :-)
TurboGears?のダウンロードページにはTurboGearsおよびTurboGearsが依存するすべてのパッケージが載っていますが、データベースドライバパッケージは含まれていません。どのドライバが必要になるかは、どのデータベースをあなたが使うかによります。最低限のものとして、開発やユニットテストをするにあたっておそらく pysqlite がほしくなるのではないでしょうか。通常のTurboGearsインストールドキュメントにも述べられていますが、 SQLObject?のドキュメント では、さまざまなデータベースドライバライブラリを探すことができます。
さぁやりました!あなたはインターネット接続のない状態でTurboGearsをインストールするのに必要なすべてを持っています。これであなたはラップトップPCにUSBストレージでファイルをコピーして動かすことができるでしょう。唯一遣り残されているのは、実際にTurboGearsをインストールすることです! :-)
ステップ4: TurboGears?をインストールする
オッケー、ちょっとまとめてみましょう:
- "オールドファッションなやり方で"インストールしたsetuptoolsを持っています
- TurboGears?をインストールするのに必要なすべてのファイルを持っています
- 自分の使いたいデータベースのドライバを持っています
実際にインストールするには以下のようにします:
setuptoolsとデータベースドライバを以下のようにしてインストールします:
python setup.py install
それからTurboGearsのファイルがあるディレクトリの中で以下を実行します:
easy_install -f . TurboGears
ここで -f . とやることによって、easy_installに対して、カレントディレクトリにあるファイルをパッケージソースとして使い、インターネットに探しにいくのではないことを伝えるのです。
あなたのプラットフォームにあった通常インストールの説明を読んで他にもいくつかのオプションやステップがあるかどうかをチェックしてください。
以上によってあなたはピカピカの真新しいTurboGearsをインストールできます。あなたがすてきなウェブサイトを作るのを待っています! :-D グッドラック!
もう一つの選択肢
このページの説明はちょっと長かったかもしれませんが、公式なTurboGearsファイルを直接動かすのにはもってこいです。この説明があまり重要ではない、あるいはもっと簡単な何かを探しているのであれば、Ed SingletonがTurboGears 1.0b1を 一つのzipファイル にまとめて TurboGears?のメーリングリストで お知らせしてくれました。どうぞダウンロードしてこれを代わりに使ってみてください。

